はじめて治験に参加してみた結果。後遺症や副作用はあった?
はじめて治験に参加してみた時の感想は、こんなもんかって感じでしたね。もちろん、後遺症や副作用なんてありませんでした。
2chやら5chやらでなんやかんや言われてるけど、実際に体験してみると案外呆気ないって言うか。まあ、そもそもそんな悪いイメージとかは特別してなかったんだけど、なんかもっとこう…大変なイメージだったのかもしれない。
治験の募集会社への登録
一番最初に参加したのはもう10年くらい前。キッカケは友達に誘われて。どっか都内の説明会に参加して登録した。もうあんまり記憶にないけど、その時は治験についての講義みたいなのを受けた気がする。
そう考えると今はネットで登録して参加できるから楽でいいですよね。
治験に参加するまで
そして、そのまま何かの試験に参加することになって事前検診を受けた。若かったし健康だったから難なく事前検診に合格。確か3泊4日を2回の治験を受けることになった。
参加する施設は駅からバスだったから、その最寄り駅で登録した会社の担当者の人と待ち合わせした。その時は20〜30人くらいだったかな?点呼とって誰が来てないとか電話片手に担当者があくせくしてたのを覚えてる。まるで日雇い派遣のバイトみたいだった。
確か2・3人来てなかったけど間に合わないからそのままバスで出発。今はこういう待ち合わせみたいなのもないんだよね。そう考えると昔は色々と大変だったな。
施設について、治験の説明受けたり、タバコ吸うなよとか院外には出れないよとか注意事項を聞いた後、同意書にサインしていよいよ治験が始まった。その時は確か糖尿病の薬の治験だった。
治験の入院中の生活
入院した翌日からいよいよ治験が始まったんだけど、なんかすごい甘いシロップみたいなの大量に飲まされて薬を飲んだ。これは正直ちょっとキツかった。なんせただでさえ甘い物が苦手だったもんで。
薬飲んだあとは、ただひたすら暇との戦いだった。幸い漫画やDVDは豊富にあったので、食事で集まる時以外はベッドの上でひたすら漫画を読んだ。食事は普通に美味しいお弁当だった。残さず食べるように言われてたから、もちろん完食。
友達同士で参加してる人たちもいて、羨ましく思った記憶がある。現地での友達づくりが得意な人はいいかもしれないけど、一人だと話し相手を作ろうとしない限り、暇つぶしが難しいからね。
僕は血管が太いし、結構採血されるの好きなド変態だから、そこらへんも何も問題なかった。ただ、その施設は留置針とかじゃなかったし、薬飲んだあとは、10分後、20分後、45分後…という具合に都度注射針をぶっ刺されて1回の入院で10数回された。
1回あたりの量はほんの少しなんだけど、これは注射嫌いの人からすると苦痛かもしれない。あとは、血管が細くて採血が取りづらい人も。そういう人の相手はむしろ看護師さんも大変そうだった。
1期目の入院終了
1期目っていうのは、2回あるうちの最初の3泊4日ってことなんだけど、まあそんなこんなで無事終わって帰宅。経験はないけど、なんかちょっとした刑務所から出たような開放感があった。
帰りのバスでこれをもう一回か…と思うと、ちょっとシンドかった記憶がある。
謝礼をもらえるのは2期目(最後の入院)の退院時だったから、その時はただ単に次の入院を想像してうんざりして帰った。
2期目の入院終了!退院!
1週間後に2期目の入院開始。1期目の帰りはそんな感じだったけど、実は2期目は意外と苦痛じゃなかった。もう慣れたっていうのと、これ終わったらお金もらって帰れるっていうのがいい意味で目標みたいになってたから。
2回目の入院も1回目と同様に甘いシロップみたいなの飲んで薬飲んで採血して…の繰り返し。採血だけ反対の腕にしてもらった。もう片腕採血痕だらけだったし。
そんなこんなで、無事に2期目の入院も終わって、晴れて退院。そこは現金払いだったので、現地でお金をもらって帰宅しました。
治験を体験してみた感想。
冒頭にも書いたけど、そこまで大変だったって感じはありませんでした。でも、じゃあまたすぐやろうってなるかって言うと、そこまで楽でもないかなってイメージです。
まあでも、お金が必要で有給もらいつつ更にお金をもらいたい社会人とか、学生でどうせ暇だからって感じの人には断然お勧めします。
自分も含めてほとんどの人がそうだと思うけど、「社会貢献!」「ボランティア!」みたいな感じで治験の入院に参加する人はまあいないと思う。いくら綺麗事並べてみても、結局「お金」がその主目的になるから。ちょっと調べればわかることだけど、綺麗事並べてるサイトもよくよく調べてみるとサテライトサイトでお金お金言って本サイトへ誘導してる募集サイトばっかりだし 笑
でも、真面目な話、こんな僕でも実際に治験を経験してみて、薬ってこうやってできてるんだな…って、ちょっと感慨深いものはありました。
自分は別に治験なんて最初から怖くもなんともなかったので抵抗なく参加できたけど、これは人にもよると思うのでこれから参加しようとしている人もあんまり無理のないようにしてくださいね。
最後に一つだけ。
治験は副作用が危ないとかなんやかんや言われることもあるけど、それは普段飲んでる薬だって同じこと。忘れちゃいけないことは、その普段飲んでる薬も誰かが治験に協力してできたんです。
僕は、なるべく多くの人に自分らもそういう恩恵に授かってるってことを認識して欲しいと思っています。
だから、別にキッカケは金でもなんでもいいんです。でも、何もしないよりはやったほうがいい。
間違いなく治験は、献血同様にとても意味のあるボランティアです。
治験の副作用や死亡した例については、こちらで詳しくまとめていますのでご覧ください。
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