入院の治験バイト参加レポート(福岡県在住・30代男性)
私自身、治験に参加したことがあるのは2回ありますが、共通する出来事を体験談として投稿します。
【治験に参加しようと思った理由】
2回とも治験に参加する理由は「お金がほしいから」です。(笑)
それと、やはりライター魂も関係するかもしれません。未知の世界の取材はライター冥利につきるものがあります。
治験のアルバイト?(正式にはわかりませんが)はネットにアクセスすると簡単に募集しています。幸いにも自宅近くでしたので苦になりませんでした。
【治験の申し込み】
治験参加を決意した場合は、先ほども述べましたがネットで調べるとワンサカ出てきます。たまに高額報酬などうたっているサイトもありますが、なるべく申し込みの際に大手のサイトから申し込むのが適切と思います。
【事前検査】
治験参加の申し込み後は、予め決まった日に行われる事前検査に必ず参加します。
まず、本人確認と今回被験者になる同意書、今回行われる検査項目の内容や、入院期間など事細かに説明があります。
その後血圧・身長・体重を測ります。
ここで「やったー、、、これで金が入る」など考えてはいけません。まだまだ事前検査の段階なので、今回は治験対象になりません。となる場合もあります。
治験コーディネーターと言われる専門家と医師、看護師などで、最終的な治験者と判定されます。
説明終了後、おおむね1週間程して、初めて電話で治験者に選ばれましたと連絡がきます。
【施設への入院】
期日の前日に再度電話で確認があります。「体調の変化や風邪などひいてませんか?」など簡単な問診があります。これから治験体験する方は入院するまで自己の健康管理は大事になります。
治験への本参加が決まった場合は、そのまま入院することになります。
なお、予備治験者に認定される場合もあります。合格した治験者が急遽ドタキャンの場合は繰り上げ当選的な扱いです。(もちろん謝礼はありません)
【入院生活】
治験では個人情報保護の観点から、匿名化のために参加者ごとに番号を割り振ります。(刑務所みたいですね)
ここで、おおむね2~3グループに分けられます。
1グループは、今回治験となる本物の薬品を使用するグループ
2グループは、本来治験する薬品と同等の効果が含まれるグループ
3グループは、ダミー(まったく効果がないプラセボ )薬品を使用するグループ
もちろん、被験者はどの試薬品かわかりません。
スケジュール(治験で行う一連の手順の流れ)は治験によりますが、決められた時間に決められた処方を行い決められた時間に問診があります。
<問診>
1日2回から3回ほど、看護師さんから番号で呼ばれて先生の問診を受けます。
ただ、病気で入院している訳ではありませんので、基本受動体です。
<入浴>
病院にシャワールームがあります。ただし、毎日入れるか?髪を洗えるか?など今回の治験の内容によります。看護師さんの支持に従ってください。
<空き時間の過ごし方・持込>
スマホの所持やPC・ゲーム機の持ち込みもNGです。
外部とのやり取りは基本NGです。最初の説明会で案内があります。
(緊急事態発生の連絡先)の記入欄に私は実家の電話番号を記載しました。
病院内には、山のような漫画本がたくさんあります。ひたすら漫画を読むかTVをみるか、二択です。
<食事>
栄養バランスが良い食事をイメージしますが、私の場合、朝食だけ給食でしたが、
昼・夜は ズバリ「ほか弁」です。メニューも選べません。
(正直、、飽きます)
【退院】
最後の日は、朝にバイタル・心電図を測って、退院になります。
入院日数や治験内容によりますが、謝礼金は現金払いでその場でもらいます!!
また、次に治験に参加する時は、半年以上あけるように言われました。正直現金をもらった事しか頭になく、あまり聞いてませんでした。
最終の問診の時、先生から「この治験で体調が悪くなった場合は、速やかにこの病院を受診してください。その際の料金はすべて無料です」と言われて安堵した事を思い出しました。
色々な治験体験ブログで、治験に参加しているのは「変なやつばかり」と書かれていますが、変な人はいませんでした。
基本的には他の人とコミュニケーションを取ることがなく、お互いに無関心で黙々とゲームや読書で時間潰しをしているだけのようです。
【感想まとめ】
治験のアルバイトはなんか、怪しいと思われがちですが、紳士に新しい薬や処方薬などすごいお金とたくさんの人々で進化しています。けして邪な心で参加せず、社会貢献の一環として参加される事を望みます。